これも「日本一だけを目指す」改革の一環なのか。日本ハムの新庄剛志監督(51)の「コメント内容」が昨年に比べ大きく様変わりしている。昨季に比べ「褒める」言葉が激減しているからだ。
5日に行われた紅白戦。この日はプロ5年目で覚醒を期待されている万波中正外野手(22)と、昨オフに阪神からトレードで加入した期待の長距離砲・江越大賀外野手(29)の2人が、いずれも実戦2戦目で早くも特大弾を放った。
ところが指揮官は試合後、2人の特大本塁打について「今の(2人の)状態がいいというのはもちろんいいんですけど」と前置きした上で「相手の一線級(投手)が出てきた時にこういうバッティングができるか。こういう雰囲気で(打球をスタンドに)持っていけるかというところ」と辛口コメントを連発。それどころか江越の一発に至っては「彼は力があるんでポンって(バットでボールを)はらってあげたら(スタンドに)打球が行ったというだけで。まあ別に褒める内容でもないかな。今に関してはあれぐらいやってもらわないといけないというイメージなので」と渋い表情で平然と言い放ったのだった。
昨年の「ビッグボス」であれば結果を残した有望選手には満面の笑みで絶賛するのが当たり前だったが、今は一切なし。この「変貌ぶり」も、今季にかける思いの表れなのだろう。実際、ある選手に最近の新庄監督のグラウンド内での接し方を聞いてみると「やはり昨年とは全然違う」とし、こう続けた。
「気さくに声をかけてくれる姿勢に変わりはないのですが、昨年のように笑みを浮かべながら指導するということはない。厳しさが増したという感じでしょうか。以前ならミスをしても笑顔だったのに、数日前のノックでは少し後逸しただけで鬼の形相でにらまれましたからね。いい意味で練習から緊張感が生まれていることは確かです」
イベントや式典に出席の際は今季も笑顔を絶やさない一方、選手には一切の妥協を許さなくなった指揮官。5日の試合後には「内容の良くなかった選手は入れ替えます」と早くも一、二軍選手の大幅な入れ替えを示唆しただけに…。選手の緊張感は今後も増すばかりか。












