最後の壁は厚かった。卓球の全日本選手権最終日(29日、東京体育館)、男子シングルス決勝が行われ、張本智和(19=IMG)は、戸上隼輔(21=明治大)に2―4で敗戦。3冠達成はならなかった。

 かねて「全ての種目で優勝するのは毎年の目標」と語っていた中、第1ゲームを8―11で落とす。第2ゲームは12―10で取ったが、第3ゲームをジュースの末に15―17で奪われた。その後は戸上の攻撃的スタイルに苦しみ万事休す。「調子は比較的悪くなく、いつも通りだったと思うけど、いつも通りだとこういう攻撃力の高い選手に簡単には勝てない」と悔しさをにじませた。

 その上で「ここ2年は表彰台から遠ざかっていたので、3年ぶりにメダルを取れたのは最低限の目標をクリアできたと思うけど、目指すは全日本の優勝だった。決勝の舞台に立って天皇杯を受け取りたかったので、そこは来年またリベンジできるように頑張りたい」と決意を新たにした。

 今回の負けを糧に、次こそは3冠をつかみ取る。