チャンスは逃さない。卓球の全日本選手権6日目(28日、東京体育館)、男子ダブルス決勝は前回大会準Vの張本智和(IMG)、森薗政崇(BOBSON)組が、及川瑞基(木下グループ)、松島輝空(木下アカデミー)を3―1で下して優勝。すでに混合ダブルスも制している張本は、3冠に王手をかけた。

 勝利が決まった瞬間、張本は体をのけぞらせながら喜びを表現した。前回大会の決勝では2―0とリードしながら逆転負け。「去年悔しい思いをしてから、森薗選手と一緒に優勝したと思っていた」と見事リベンジに成功。念願の金メダルを首にかかげ「2ゲーム目は大量リードから逆転されてしまって、少し危なかったけど、そこから気を引き締め直して力を合わせて勝つことができて、うれしい。最高です」と声を弾ませた。

優勝を決め、のけぞって喜ぶ張本(左)と森薗(代表撮影)
優勝を決め、のけぞって喜ぶ張本(左)と森薗(代表撮影)

 29日の男子シングルスでも頂点に立てば、悲願の3冠となる。「全ての種目で優勝するのは、毎年の目標。今年が一番現実的で状態はいいと思う」と自身を分析した上で「多少の疲労はあるが、残り何試合あろうと、何ゲームあろうとやり切る。いったん混合ダブルスと男子ダブルスの優勝は忘れて、シングルスで優勝するんだという気持ちで頑張りたい」と力強く語った。

 エースのプライドを胸に、目標を現実に変えることはできるか。