ついに土がついた。大相撲初場所11日目(18日、東京・両国国技館)、元大関の十両朝乃山(28=高砂)が十両大翔鵬(28=追手風)に寄り切られて初黒星を喫した。生命線の左上手を切られ、逆に大翔鵬に上手を許して相手十分。胸を合わせて寄られると、反撃の糸口をつかめないまま俵を割った。

 取組後は「踏み込んだつもりだけど、相手に合わせた感じで上体が高かった。上手を切られて相手の形をつくってしまったのが反省点。今日は硬かった。僕の弱いところが出ました」と敗因を自己分析した。

 この日は近大時代の恩師で、3年前の初場所中に亡くなった伊東勝人監督の命日。「悔しいです。命日に限らず、毎日相撲を取って白星を届けるのが恩返し。まだ4日あるので、切り替えていきたい」と前を向いた。

 十両のV争いは朝乃山と金峰山(25=木瀬)が1敗で先頭に並ぶ展開。優勝と来場所の幕内復帰を果たすためにも、残り4日間は白星を並べて締めくくりたいところだ。