声援が後押しに――。大相撲初場所10日目(17日、東京・両国国技館)、元大関の十両朝乃山(28=高砂)が初日から怒とうの10連勝を飾った。

 十両東白龍(26=玉ノ井)ののど輪にひるむことなく、一気に押し倒して10勝目。初日から土つかずの10連勝は自身初で、十両の優勝争いで単独トップを守った。

 取組後の朝乃山は開口一番「まだ10日しかたっていない。あと5日間あるので、明日からまた切り替えて一日一番、自分の相撲を取り切りたい」と冷静沈着。一方で「今日の相手は突き押しの相手だったので、しっかり自分は踏み込んで、相手についていけた」と相撲内容にも手ごたえを感じている。

 大きな後押しになっているのが、館内の声援だ。これまではコロナ対策で観客に自粛を求めていたが、今場所は一部緩和され、マスク着用の上で声出し声援が認められている。十両の土俵でも元大関には、ファンから熱い声援が飛んでおり「今場所から声援が解禁されたことで、力士一人ひとりに気合が入る。自分も声援もらっている限り、気合が入る」とその〝効果〟を強調した。

 1年ぶりに関取に復帰した場所で、元大関が実力通りの快進撃。このまま全勝優勝なら、来場所の幕内返り咲きも視界に入ってくる。