れいわ新選組の山本太郎代表(48)が16日、国会内で会見し、水道橋博士参院議員(60)の議員辞職に伴い、繰り上がる議員について、1年ごとに入れ替える異例のローテーション制度を導入することを発表した。

 うつ病で休職している博士がこの日、辞職届を提出した。博士は昨年7月の参院選比例代表において、トップで当選していた。

 山本氏は「次点が繰り上げになるのが一般的だが、任期をより有効に活用させていただくことを考えた。〝れいわローテーション〟と名付けて、議員任期を1年後として、交代していく」と次点の大島九州男氏(61)が繰り上がり当選するも1年後には議員辞職し、比例代表の名簿順に繰り上げ当選、1年後に議員辞職を繰り返すというプランだ。

 博士の残り任期は約5年半で、大島氏の後は長谷川羽衣子氏(41)、元衆院議員の辻恵氏(74)、元拉致被害者家族連絡会副代表の蓮池透氏(68)、元新宿区議でトランスジェンダーの依田花蓮氏(50)がそれぞれ1年の限定任期になる。

 山本氏は「党内のさまざまなメンバーに国民代表を務めていただく。多様で多彩なメンバーが国民の負託に応えていく」と博士辞職によるピンチを切り抜けたい考えだ。