女王奪還に成功だ。全国都道府県対抗女子駅伝(15日、たけびしスタジアム京都発着=9区間42・195キロ)、3年ぶりに有観客で行われた一戦は、大阪が2時間15分48秒で8年ぶり4度目の優勝。歓喜の輪ができあがった。 

 まさに〝ラスボス〟だった。5秒差の3位でたすきを受けた最終9区の松田瑞生(27=ダイハツ)は「前回も3位でたすきをもらった。今日も優勝のテープが切れたらいいと思った」と2・5キロ過ぎで先頭と並ぶ。中盤は神奈川の佐藤成葉(資生堂)と競り合う場面もあったが、後半にギアチェンジ。世界を知るランナーが存在感を示し、2位の京都に49秒差をつけた。

 フィニッシュ後にはガッツポーズで喜びを表現。マラソンの練習に注力する中で、試走なしのほぼぶっつけ本番でのレースだったが、大阪薫英女学院高時代の恩師で、プロ野球・ロッテの安田尚憲の父としても知られる安田功監督に優勝をプレゼント。「優勝しないとここから帰れないと思っていた。優勝を目がけて走りました!」と笑顔を見せた。

 安田監督も「優勝はあまり予想してなかった。本当にうれしい。アンカーに松田がいるので、彼女はこういう大きな大会で1度も外したことがない。彼女の強さは精神力じゃないですかね」と舌を巻くほど。今回の勝利を糧に、次はマラソンで結果を残す。