世界反ドーピング機関(WADA)は13日(日本時間14日)、昨年の北京五輪でドーピング問題が発覚したフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(16=ロシア)について、ロシア反ドーピング機関(RUSADA)が「過失はなかった」とし、制裁を科さない判断をしたと発表した。

 RUSADAはワリエワが禁止薬物「トリメタジジン」の陽性反応が出た2021年12月25日のロシア選手権の結果のみ失格とすることを決めたという。米メディア「ESPN」によると、この決定について、WADAは「〝過失がない〟という認定に懸念を抱いており、必要に応じてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴する権利を行使することも、ちゅうちょしない」という。

 ワリエワは北京五輪の団体で1位となったロシアオリンピック委員会(ROC)のメンバーで、ROCが失格となれば2位の米国が金メダル、3位の日本が銀メダルに繰り上がる。