自民党の後藤田正純衆院議員(53)は5日、今年4月に行われる徳島県知事選に立候補するため議員辞職した。
比例代表四国ブロックの後藤田氏は、細田博之衆院議長あてに議員辞職願を出して許可されたという。
後藤田氏は2000年の衆院選に立候補し、衆院議員を8期務めた。叔父は〝カミソリ後藤田〟と呼ばれ、官房長官を歴任した後藤田正晴氏、妻はかつて「お嫁さんにしたいナンバーワン」といわれた女優の水野真紀だ。
徳島県知事選をめぐっては昨年、同じ自民党の三木亭参院議員が立候補を表明。後藤田氏が近く正式に立候補を表明すれば、保守分裂の選挙戦に突入することになる。
茂木敏充幹事長はこの日、党本部で開いた会見で後藤田氏に関して「今後の政治のあり方については、何回か議論をしてきたところであります。その上で議員個人として、本人として判断されたということで、そのことについては尊重しなければならないと思っております」と語った。
保守分裂の見通しについては「(徳島県知事選は)今少なくとも2名、場合によってはそれ以上の候補者が出る可能性もあるわけであります。徳島県連とも連携、相談しながら知事選に向けて検討したい」と述べるにとどめた。
自民党議員から都道府県知事に転身したケースは、千葉県知事を務めた俳優の森田健作氏、第2次安倍内閣で沖縄北方担当相を歴任した山本太一群馬県知事、元旦に都内でプロレスの試合に出場して「死ぬまでプロレスラー」と宣言した馳浩石川県知事などがいる。
党内では後藤田氏が正式に徳島県知事選に立候補表明することに期待と不安の声が交差している。
「後藤田氏は茂木派に所属しています。保守分裂になるかもしれない徳島県知事選で、茂木幹事長の後ろ盾があるのは大きいことです。しかし、前回の衆院選前に自民党徳島県連とトラブルを起こすなどして選挙区で初めて負けました。過去に女性スキャンダルが報じられたこともある。現職の飯泉嘉門知事は、6期目を目指すかまだ態度を決めていない。そのなかで後藤田氏が立候補を表明するのは、県民が戸惑うでしょうし、先行きが不透明です」(自民党関係者)
「政界のサラブレッド」「政策通」と呼ばれた後藤田氏の徳島県知事選チャレンジは功を奏するのか。














