〝燃える闘魂〟アントニオ猪木さん(享年79)の追悼イベント、「INOKI BOM―BA―YE×巌流島in両国」(28日)に出撃する〝青い目のケンシロウ〟ジョシュ・バーネット(45)が、亡き師との思い出を語った。
追悼大会では、シビサイ頌真と「巌流島特別ルール」で激突する。26日のメディア対応では「異種格闘技のコンセプトはまさに猪木さんがやっていたこと。新しいことに挑戦するのが私の闘魂だ」と言い、〝猪木愛〟を爆発させた。
猪木さんの訃報(10月1日)を耳にした際には「最後の病床で良くなってきているんじゃないかと、『もう数年はまだまだ元気だよ』と、聞いていたので(訃報を)受け入れるのは難しかった」と胸中を吐露。「悲しいことだが、自分は猪木さんをメンター(師匠)として持つことができ、闘魂を引き継ぐ立場にいられて幸せ」というバーネットが、あこがれの猪木さんと初めて会ったのは2003年7月の新日本プロレス北海道・月寒グリーンドーム大会だった。
猪木さんに呼ばれたバーネットは「座って一緒に話をさせてもらった。猪木さんの自分の人生について、自分の経験についてプロレスについて、教えてもらった」と、初対面でいきなり〝金言〟を授かったという。かねて猪木さんからは「どんな困難があっても、それに立ち向かわなければならない。それは試合でも人生でも」とのメッセージを受けてきた。
さらにバーネットは猪木VSビル・ロビンソン(1975年12月11日、蔵前国技館)の60分フルタイムドローを「特に好きな試合」に挙げ「完璧なプロレスの試合だ。すべてのプロレスラーはあの試合を見て学ぶべきだ」と言い切る。さらにパキスタンの英雄アクラム・ペールワン戦(76年12月12日、カラチ)は「猪木さんが言う『プロレスラーは強くなければならない』を見ることができ、私は好き」と燃える闘魂への心酔ぶりを示した。
米LA道場での秘話も公開。猪木さんがLA道場で才能のある選手を教える機会があり、バーネットは〝衝撃〟の現場を目撃したという。
バーネットによると「猪木さんがフェースロックで軽くアゴを押さえただけで絶叫したんだ」。その選手は「こんなに痛いとは思わなかった」と驚いた上に、アキレス腱固めを決められた時も「オォーッ!」と悲鳴を上げて「足が爆発するんじゃないかというくらい痛い。こんなことができるなんて…」とショックを受けていたという。老いても衰えのない至極の技術を目の当たりにして「面白かった」と笑みを浮かべた。
バーネット自身も75歳の猪木さんに技をかけられ、悲鳴を上げた思い出を披露。UFCヘビー級王座やパンクラス無差別級王座に君臨したMMAレジェンドは、猪木さんが立ち上げた旧IGFではエースとして活躍。今後も「闘魂」を胸に戦い続ける。












