トヨタ出身トリオで活躍だ。広島の栗林良吏投手(26)が15日、荷物整理のためマツダスタジアムを訪れた。今季は48試合に登板し、0勝2敗6ホールド、31セーブで防御率1・49。そしてシーズン後には秋季キャンプにも参加した。

 オフの現在は「マツダか自宅の周りをランニングやウオーキングしている」という。そんな栗林を「僕のお手本だと思っている」と尊敬してやまないのが、トヨタ自動車の後輩でもあるドラフト6位の長谷部銀次投手(24)だ。

 栗林は長谷部と連絡を取り「分からないことがあったら連絡して。一緒に頑張ろうね」と伝えたという。栗林、今年がルーキーイヤーだった中村健人外野手(25)、そして長谷部とトヨタ自動車から3年連続で広島への入団が決定。

 これに栗林は「3人とも一軍で活躍できたら一番うれしいことですし、それがトヨタ自動車への恩返しだと思う」と話す。そして「せっかく入ってくれたから(自分が)何か協力して3人でチームの勝利に貢献できたら」とも語った。

 ただ、シーズンでは3人同時に〝ヒーロー〟になるのは難しい。栗林は「僕たちは先発投手でもなく、4番打者でもない。縁の下の力持ちというか、隠れたヒーローで何試合か3人でコソッと活躍できればいいかなと僕は思う」と笑顔で話した。