新日本プロレスの内藤哲也(40)が緊急提言だ。SANADA(34)とのコンビで出場中の「ワールドタッグリーグ(WTL)」公式戦(2日、大阪)ではマーク・デイビス(33)、カイル・フレッチャー(23)の「オージー・オープン」を撃破し4勝目(不戦勝1を含む)。初制覇へ突き進む一方で、WTLが3年連続で他リーグ戦との同時開催となっていることを問題視した。

 ここまで全勝のオージー・オープンの連係に苦しめられた内藤だったが、合体技コリオリスを切り返すとフレッチャーにカウンターのデスティーノを発射。最後は正調デスティーノで逆転し、優勝決定戦(14日、仙台サンプラザホール)進出に前進した。

 かねて内藤は、翌年1月4日東京ドーム大会のカードが決定した選手がリーグ戦に出場しないことに異を唱え続けてきた。加えて問題視するのは、WTLの単独開催が年々遠のいている点だ。

 WTLは2020年からコロナ禍の影響で「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」と同時開催に。今年は同リーグ戦が〝定位置〟の5~6月に戻ったものの、今度は「スーパージュニアタッグリーグ」との同時開催となっている。

「よく言えば両方見れる楽しみがあるんでしょうけど、悪く言えば新日本としては片方だけじゃシリーズ成り立たないよって判断なんでしょうね。これが当たり前になってしまうとリーグ戦の価値が下がってしまうし、だからこそ全員出てこないのかもしれない。必然的に注目後も上がらなくなってしまう」

 19年までのWTLは最大で16チーム参加の大型リーグ戦で、年末の風物詩だった。だからこそ「理想は、1・4のカードが決まっている主力も含めた新日本のメンバーと海外勢でやること。それでも足りないのであれば、国内の他団体の選手を呼ぶことも、より新日本プロレスを見てもらうっていう意味ではありなのかなと」と、門戸開放も見据えた規模再拡大を提言する。

 くしくも前夜には、タカタイチ興行を除いてLIJ結成後初の他団体参戦となったドラディション代々木大会で、全日本プロレスのジェイク・リーやノアを主戦場とする船木誠勝と初対戦したばかり。

「ジェイク・リー選手は気になりましたよね。身長も高いですし(先発に)指名されたっていうのも含めて。(新日本に)興味もありそうでしたしね。まだ新日本に上がってない魅力的な選手もいっぱいいると思うので」と、刺激的な経験も視野を広げるキッカケとなった様子だ。

 改革案を実現させるためには、リーグ戦制覇で発言権を獲得することが先決。内藤とSANADAが初制覇へ突き進む。