いよいよ臨戦態勢だ。ボクシングのWBA、WBC、IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)が、決戦に向け闘志をみなぎらせた。
WBO同級王者ポール・バトラー(34=英国)との4団体統一戦(12月13日、東京・有明アリーナ)を控え、28日には弟の拓真を相手に試合に向けた最後のスパーリングを敢行。尚弥は「やっぱり拓真も強くなっているし、日頃、一緒にトレーニングして高いレベルを感じるので。最後、拓真とスパーリングして自分の気持ち、4団体統一に向けてしっかり乗せていきたいと思った」と思いを明かす。
試合も目前になり、調整は最終段階に入った。5日にはバトラーが来日するとあって「(気持ちの高ぶりは)ありますね」と拳を握る。そして「より長く自分の慣れた土地でトレーニングを積んで調整を終えてくると思う。ドネアは比較的早く来日して日本で最終調整していた。バトラーは向こうで仕上げてくる。そういうことも考えながらやっています」と力を込めた。
今後の調整についてはコンディション最優先だとして「とにかく、風邪をひかないことですね。いくら体重を仕上げてトレーニングを最終までうまく詰めたとしても、風邪というのは自分の中で気を付けていてもかかってしまうもの。そこらへんは徹底していきたい。今は免疫も下がってきますし、あと2週間弱ですが、細心の注意を払っていきたい」と〝見えない敵〟に警戒。今年2戦目となる世界王座戦に「しかも2つとも統一戦ですよ。世界初挑戦の14年は2回、王者とやっていて。ライトフライ級、スーパーフライ級の王者に挑戦していますが、それ以来ですね。今、やりがいをすごく感じています」と話した。
最高の形で2022年を締めくくる決意だ。












