ボクシングのWBA&WBC&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(29=大橋)が24日、大快挙へ本格的なスパーリングを開始した。

 12月13日に東京・有明アリーナでWBO王者ポール・バトラー(英国)と、4団体統一王座戦で激突。注目の一戦へ向けて、フィリピンから2人のパートナーを呼び、この日からスパーリングをスタートさせた。4ラウンド(R)を行う予定だったが、3R途中に井上の右強打がスパーリングパートナーの頭部に入りスタンディングダウン。そのまま何と、相手がギブアップしてしまった。

 練習相手の〝心を折った〟一撃に、所属の大橋秀行会長も「今日のスパーは、3回にダウンを奪ってのストップ勝ちと言っていい内容。米国合宿でのスパーリングを経て、技術、パワーともに一回り大きくなった」と、さらなる成長ぶりを褒めたたえた。

 それでも、井上は「打ち気にいく時にまだ荒いところがあるので、修正したい。より丁寧にいきたい。相手の対策というよりも自分自身を磨き上げることですね。バトラーの対策をするのは、残り1か月を切ってから、微調整していきたい」。決戦まで残り1か月半、〝モンスター〟はまだまだ進化を続けるつもりだ。