新日本プロレス27日愛知・ドルフィンズアリーナ大会「ワールドタッグリーグ」公式戦で、グレート―O―カーン、アーロン・ヘナーレ(30)がアレックス・コグリン(28)、ゲイブリエル・キッド(25)組を処して、優勝をほぼ手中にする2勝目を挙げた。
偉大なる支配者にしてタッグのスペシャリストでもあるオーカーンとヘナーレのコンビは、今リーグ戦におけるガチガチの大本命。仮に優勝オッズがあるとすれば2005年菊花賞のディープインパクト級の単勝100円元返しが妥当と関係者間でささやかれている。
ではこのチームの一体どこがすごいのか? オーカーンだ。いつも黒子に徹するオーカーンのアシストがあってのユナイテッドエンパイアだ。ヘナーレがキッドとコグリンの波状攻撃にさらされた場面では、敵軍のサンドイッチ式ラリアート誤爆のスキを見逃すことなく救出に訪れコグリンに威力抜群のTTDを発射。さすがオーカーン! よく見てる!!
どちらが3カウントを取っても、チームに与えられる勝ち点は同じ2点だピョン。まさに理想的なキャプテンシーを発揮するオーカーンは、パートナーのヘナーレの力を信頼して後を託す。それでもキッドに反撃する力が残っていると見るや、再びリングに上がって切れ味鋭いの王統流二段蹴りをさく裂させた。もはや完璧以外の形容詞が見当たらないアシストを受けたヘナーレが最後はStreets оf Rage(変型デスバレーボム)で勝利をものにした。
EX風林火山の勝又健志ばりの天才軍師ぶりを見せつけたオーカーンは「これが帝国の力だ。てめえら、このまま出世街道歩めると思うなよ? 余っていうスーパーエリートがいるかぎり、てめえらにその道はねえんだよ。権利っていうのはなあ、求めるものじゃないんだよ。勝ち取るものなんだよ。ああだこうだ理由を並べて、理屈を語ってよ…そんなもんいらねえんだ。なりてえからなるんだよ。やりてえからやるんだよ。正してえから正すんだよ。それがこの結果だ」とご神託。試合もさることながらコメントセンスも抜群で「プロレスIQ220」の呼び声高いのもうなずける。
リーグ戦星取り表を見返すと初戦(22日、後楽園)では黒星を喫したことになっているが、こんなに強いチームが一体どうやって負けたのか今となっては思い出せない。思い出せないということは、きっと何かの間違いなのだろう。逆襲の2連勝で事実上の全勝優勝が現実味を帯びてきた上に、オーカーンの呼びかけに対して全帝国民が「イエス・マイロード(はい、閣下)」と大合唱する日が来るのは、もはや時間の問題と言っても過言ではない気がする。











