先輩のゲキを力に変えられるか。巨人のエース・菅野智之投手(33)が東海大の後輩である山崎伊織投手(24)に愛のムチだ。

 山崎伊が26日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1300万円増の2500万円でサインした。ほぼ倍増を勝ち取った2年目右腕は今季、ローテ入りし20試合に登板。プロ初勝利をマークするなど防御率3・14、5勝5敗の成績を挙げた。

 東海大4年時に右肘のトミー・ジョン手術を行いプロ1年目はリハビリに費やした。「まだまだ力不足を感じながら目の前の試合を本当に一生懸命投げてただけ」と背番号19は謙遜した。

 球団からは「貯金7以上」と高いハードルを設定された。山崎伊は「桑田さんに『来年、本当の勝負だよ』とシーズン終わって言っていただいた」と投手チーフコーチからファーム総監督に就任した〝恩師〟の言葉を噛みしめた。

 さらに大学直属の先輩・菅野からは、「正直もうちょっとできると思っていたよ」と〝辛口エール〟を受けたことを披露。もちろんそれだけ期待していることの裏返し。オフの自主トレで初めて菅野に帯同する右腕は、「自分に足りないところを自分以上に見ていただいていると思うので、いろいろ話を聞かせていただきながら頑張りたい」と目を輝かせた。

 技術的には直球を磨くとともに「3―2でも自信を持って落とすボールを自分は頑張りたい」と持ち球のフォーク改良に前を向いた。山崎伊が来季こそは先輩の期待に数字で応えられるか。(金額は推定)