10月1日に死去した、アントニオ猪木さん(享年79)の追悼イベント「INOKI BOM―BA―YE×巌流島in両国(猪木祭り)」(12月28日、東京・両国国技館)で、「令和猪木軍」の総監督を務める〝元暴走王〟小川直也氏(54)が意気込みを語った。

 猪木さんの公式ユーチューブチャンネル「アントニオ猪木『最後の闘魂』」に出演。2018年6月に引退しており、ユーチューブには師匠のチャンネル以外にほとんど登場したことがないが、動画では「猪木さんの興行ですから、これはやらないわけにはいかない。猪木さんの弟子は協力じゃなく、おつとめです。やって当たり前」と「猪木祭り」に協力する理由を説明した。
 
 さらに、生前の猪木さんとの秘話を披露。猪木さんとは7月に面会を果たしており、その際には「ステーキでステキでしょ」とアントンジョークで、ステーキでの会食を約束した。その後に猪木さんの関係者から、猪木さんがステーキを食べられるようになり「そろそろ小川でも呼ぶか」と話していたことを伝え聞いたという。

 小川氏は「猪木さんは有言実行タイプだから、ずっと努力していたんだろうね。で、すぐにああなっちゃった(亡くなった)から…相当落ち込んだ。覚悟はしてたけど、なんでって」とやるせない思いを明かした。

 猪木さんの〝生涯最後の仕事〟となったユーチューブ撮影では、自らのアイデアで「ガリガリ君 ソーダ味」を食べる場面があるが、小川氏は「僕から言うと『何、猪木くだらないことやってんだよ』というコメントがほしかった。猪木ファンならそこが大事。あんな状況でもくだらないことやってるわけじゃん。本当にくだらないことが大好きだったから…」と師匠を懐かしんだ。

 一方、小川氏自身は「選手決まってないで、興行だけやるってパターン。オレの時も(旧IGFで)よくあった。オレは選手だったから何とかなったけど、選手じゃないオレがこれからやっていくのは初めて。逆に大丈夫か?」と珍しく不安を口にした。

 すると司会の男性から、大会プロデューサーの谷川貞治氏が格闘技イベント「RIZIN」の榊原信行CEOに「スーパーバイザー」としての協力を依頼したことが明かされた。

 PRIDE、ハッスルで榊原氏と関わってきた小川氏は「バラさんがやってくれるんだったら、ぜひとも。みんなでアントニオ猪木のイベントを盛り上げるのがコンセプト。それはそれでいいことだ」と大喜び。「なんかの縁なのか、ご協力よろしくお願いします」と榊原氏にメッセージを送った。

 とはいえ、RIZINは大みそかに米総合格闘技イベント「ベラトール」との対抗戦が控えており、独自に猪木さん追悼試合も計画している。RIZIN側の反応はわからないだけに、小川氏のぬか喜びで終わらなければいいが…。