今季限りで現役を退くJ2横浜FCの元日本代表MF中村俊輔(44)は、多くの選手から刺激を受けていた。

 10日に神奈川・横浜市内で行われた引退会見では、冒頭に小野伸二(43=札幌)、遠藤保仁(42=磐田)、三浦知良(55=鈴鹿)ら、かつての戦友たちからビデオメッセージが送られ「本当にカズさんをはじめ、みなさんからメッセージを受けて感動した。遠藤選手が少しふざけていたけど」と笑みを浮かべた。

 カズとは2019年に、横浜FCの一員としてJ1昇格に貢献。大ベテランの領域に突入してからも、ともにプレーする機会に恵まれた。「原動力はうまくなりたいという情熱、サッカーが好きという思いに尽きる。40歳を過ぎてまさかカズさんとやるとは思わなかった。自分よりサッカーが好きというか、情熱的な選手と横浜FCでプレーできたのは財産です」と感謝の言葉を口にした。

 後輩からも学びを得ていた。20日開幕のカタールW杯にも出場する長友佑都(36=FC東京)の名を挙げた上で「ビッグクラブに行く階段というのが、最初は大学生で太鼓をたたいていたのに、強化指定でFC東京、そしてイタリアに行ってインテル、年数に対する成長の仕方が興味があったので、よくそれについて話した」と振り返りつつ「その向上意欲や私生活からのサッカーへの姿勢には学ぶことがたくさんあった。彼のことは尊敬できますね」と率直な思いを語った。

 先輩、後輩関係なく、自身のレベルアップに必要なモノは何でも取り入れた。この姿勢が26年間プロ生活を全うできた要因の一つだろう。