新日本プロレス50周年記念イベント「シンニチイズムミュージックフェス」(17日、国立代々木競技場第1体育館)に出演する鈴木みのる(54)と入場曲「風になれ」を歌う中村あゆみ(56)が同曲に込められた特別な思いを語りあった。

 今や世界中のプロレスファンがサビのフレーズを日本語で大合唱する「風になれ」が初めてみのるの入場曲として使用されたのは、1995年9月1日のパンクラス日本武道館大会。「自分がプロレスラーになるなら、(入場曲は)どこにもないものが欲しいっていうのがあって。当時大ファンだった中村あゆみさんに、俺はいつかこの人と知り合って絶対に俺の歌を作ってもらうんだって高校生くらいの時に思ってた」というみのるの夢がかなう形で制作された。

「風になれ」のフレーズに合わせてリングインする演出は中村が考えたもので「単に煽るんじゃなくてジワジワと煽っていく感じ、下から突き上げる重さがくるような曲ができたらなと思って」とこだわりを明かした。

 時代に合わせたアレンジを加えてきた「風になれ」は27年間にもわたって世界中のリングで鳴り響いてきた。みのるは「1回ね、言われたことあるんですよ。俺がパンクラスの後期でずっと連敗が続いていた時に『私の歌が悪いんじゃないの。使うのやめなよ』って。そこから意地で使い続けてる(笑い)。そんな歌のせいって言われたら、なんて情けないんだって」と振り返りつつ同曲を「鈴木みのるの主題歌」と断言する。

 中村も「ここまで使い続けてくれると思わなかった。『風になれ』は本当に鈴木みのるが世界中に広めた作品だと思います。私も光栄ですよね」と感謝しつつ、生演奏とトークショーが行われる同フェスに向けて「世界中でいま『風になれ』と歌ってくれてて、すごくうれしい。代々木体育館でも大合唱になるとうれしいですね」と目を輝かせていた。

 同フェスはプロレスラーの入場曲にスポットを当てたもので、レジェンド&現役選手の入場テーマ曲が生演奏される。藤波辰爾、長州力、武藤敬司、蝶野正洋ら新日本OBに加え、棚橋弘至、内藤哲也、エル・デスぺラードら現役選手も多数出演。アーティストも中村に加え、松崎しげる、大槻ケンヂ、ギタリストの高中正義、渡辺香津美など豪華ラインナップとなっており、生演奏と貴重なトークが楽しめる。