女子プロレス「スターダム」のワールド王座戦(3日、広島サンプラザホール)は王者の朱里(33)が舞華を退け、9度目の防衛に成功した。

 シングル最強を決めるリーグ戦「5★STAR GP」で舞華に3カウントを奪われた王者はリベンジに燃えていた。

 序盤から激しく組み合い、両者一歩も譲らない攻防を展開。ジャンピングニーやハイキックをお見舞いするが、舞華の執念のスリーパーホールドで絞め上げられた。意識が遠のきそうになりながらも何とかロープにたどり着き、窮地を逃れた。

 その後も王者の意地で攻め込んだが、舞華からみちのくドライバーⅡを連発され苦しめられる。だが、残り時間5分のところで投げっぱなしジャーマンを2発敢行し流れをつかんだ。さらにハイキックからの頭突きを浴びせ、ふらつく舞華を捕らえ肩車した状態から前方に落とす朱世界を炸裂。25分56秒の激闘を制した。

 試合後、マイクを持った王者は「舞華、強くなったね!」と「ドンナ・デル・モンド」時代の元盟友をねぎらい、熱い抱擁を交わした。

 同王座には12月29日の東京・両国国技館大会で「5★STAR GP」覇者ジュリアの挑戦が決まっている。だが、朱里が11月19日のエディオンアリーナ大阪第1競技場大会でV10戦を行うと宣言するや、花道に林下詩美が登場した。

 マイクを奪い「5★STARでの屈辱がまた味わいたいんでしょ? 1年前とは違う林下詩美で新しい時代をつくる。その第一歩でジュリアとの初対戦を実現させたい」とにらみつけた。

 熱い思いが伝わったのか、朱里は「5★STARの屈辱、晴らさないと前には進めないよ。だから大阪のビッグマッチでこの赤いベルトをかけてタイトルマッチしよう」と受諾。「5★STARのようにはいかないから、覚悟しとけよ!」と宣戦布告した。