荒木千陽代表の辞任を受けて行われる都民ファーストの会の代表選が1日告示され、森村隆行都議(49)のみが立候補の届け出をしたことで事実上の新代表に決まった。5日の全議員・支部長総会で正式に決定する。

 都庁関係者は「森村氏のほかに女性都議も立候補の意思を示していましたが、来年の統一地方選の前に党内で争うことは避けようと一本化となりました」。森村氏は小池氏が立ち上げた政治塾「希望の塾」出身だが、同党特別顧問である小池氏との接点が濃いわけではない。一体、小池氏はどう思っているのか。

 都政関係者は「10月に(都立高入試への導入案が出た)英語スピーキングテストを巡って都民ファから3人の都議が(採決で)造反し、除名されました。この件について小池氏は『除名なんてナンセンスよ』と嘆いたといいます。小池氏が森村体制に期待しているのは3人の処遇でしょう」と解説した。

 都議会において都民ファは自民党に次ぐ第2会派。小池氏にとって都民ファは重要な知事与党であり、3人のマイナスは手痛い。わざわざ処分して追い出すなど“ナンセンス”としか言いようがないというわけだ。

「荒木体制では無理でも森村体制なら3人の復党ができるかもしれない」(前出の都政関係者)。都民ファの生みの親として小池氏の心配は尽きない