気迫の投球が光った。ヤクルト・高橋奎二投手(25)が日本シリーズ第3戦(京セラ)で先発マウンドに立ち、オリックスを相手に6回3安打無失点の快投で勝利投手となった。
キレのある直球を軸に要所でスライダー、チェンジアップを駆使しながら両コーナーを突き、相手打線を翻ろう。4回一死二、三塁のピンチを迎えた場面でも動じることなく中川、杉本を2者連続の空振り三振。チームを勢いづかせた。
試合後は「初回はちょっと緊張感があったが、2回以降は自分のペースでしっかり投げられた」と冷静に振り返ると「勝てるのが一番いい。僕自身投げている中では、しっかりチームが勝てるようにと思って投げている。その結果が勝ち投手になれたので、そこは良かった」と淡々と述べた。
同じオリックスを相手に昨年の日本シリーズ第2戦(京セラ)で9回を投げ切り、プロ初完投初完封勝利。今年も2年連続で大役を任され、再びチームを勝利に導く力投を見せた7年目左腕に高津監督も「すごくうれしいし、成長を感じます」と目を細めた。
評価を上げているのは、ヤクルトのチーム内だけではない。高橋は11月に行われる侍ジャパンの強化試合メンバー28人に初選出。初めて日の丸のユニホームに袖を通し、来年3月の第5回WBC本戦メンバーにも選ばれる可能性が出てきた。
「栗山監督は高橋奎二を『短いイニングでも投げさせてみたい』と口にするなど守護神候補の1人として注目しており、潜在能力を高く評価している。高津監督直伝のチェンジアップも今年に入って落差が増しているし、国際大会で落ちるボールはかなり有効な武器になるだろう。ストレートも速く、必要なところで三振もとれるから、確かにストッパーとして面白い存在になるかもしれない」(侍ジャパン関係者)
高橋株はチーム内外でグングン急騰中だ。












