11月20日開幕のカタールW杯へ向けて、森保ジャパンが〝秘密兵器〟を導入した。

 日本代表は目標とする「8強以上」を目指していく上で、最新機器を採用。選手のコンディショニングを担当する尾垣孝博アスレチックトレーナーは「疲労が蓄積されているかどうかを、睡眠の質から測っていくことをドイツ遠征(9月)から導入した。睡眠の質も含めて寝られているのか、中途覚醒があるのか。客観的な数値やスコアで、この選手は疲れているからこういうアプローチをしようとか。今回使っているのは指輪型のデバイスになる」と明かした。

 新たに取り入れたのは指輪型の健康管理機器で、指に着用することで内側のセンサーが自動的に体温や心拍変動、睡眠、運動といった各種データを収集。それが数値化されて日々の体調を確認できる。指輪型のため睡眠中も気になることなく、有名大学の研究では100%に近い高精度で睡眠の質を把握できることが実証されている。

 尾垣氏は「疲労を回復できているかどうか、ちゃんと寝られているかどうかを今までは主観的に判断していたので、それをもうちょっと客観的に判断していきたいということで選んだ」と説明し、イレブンの体調管理の向上に期待を寄せた。

 他競技でも利用例が増えており「野球の現場で投手がつけていて、ローテーションの中で疲労が回復できているかというのは聞いたことがある」(尾垣氏)。1個4万円以上もする高額機器だが、W杯へ向けて協会側も大奮発。最高の眠りから快進撃を狙う。