11月20日開幕のカタールW杯を前に、森保ジャパンに思わぬ〝難題〟が浮上した。

 日本代表は本大会へ向けて着々と準備を進める中、今回の大会ではピッチ外で特殊な事情に頭を悩まされているという。代表チームの専属シェフを務める西芳照氏は「豚肉が使えないということで、ビタミンB1とかB12を代わりに取るために牛や鶏のレバーを使ったり、うなぎなどを料理の中に多めに入れようと思っている」と語る。

 イスラム教では豚肉を食べることは禁忌とされており、中東のカタールでは持ち込みも禁じられている。日本代表の合宿ではこれまで疲労回復に効果のある豚肉を積極的に料理に取り入れていたが、今回は使用できないのだ。

 他の食材でカバーすることを予定しており、選手に人気のあるカレーでも牛肉や鶏肉に加えて「ラムもある。3種類で対応したい」(西氏)。それでも「一番好評なのはポークカレーですよ」と明かすように、カレーの具材として豚肉は代表イレブンから絶大な支持を得ており、それが食べられないのは選手にも大きな痛手だ。これまでのルーティンが崩れ、メンタル面への影響も懸念される。

 さらに食材の持ち込みについても「今まではチャーター機で日本から持って行ったが、今回は定期便で行くのでほとんど現地で調達する」と西氏は説明。そうなると現地では手に入らない食材もあり「発芽玄米とか、なめたけ、ふりかけの種類が少ないとか」と、お決まりのメニューが食卓に上らない見込みだ。

 目標の8強以上へ向けて、森保ジャパンは〝食問題〟を乗り越えられるか。