フィギュアスケート女子で2018年グランプリ(GP)ファイナル覇者の紀平梨花(20=トヨタ自動車)は、大幅に点数をアップさせた。

 昨季は右足首などの故障ですべての大会を欠場。2季ぶりの復帰戦となった中部選手権(9月)はフリーで97・80点だったが、日本、北米、欧州の3地域対抗戦として男女混合チームでフリーの合計点を競うジャパンオープン(8日、さいたまスーパーアリーナ)では、中部選手権で2本だった3回転ジャンプの数を1本増やし、113・44点をマーク。15・64点の上積みに成功した。

 日本も2018年大会以来の優勝。紀平は「何とかチームジャパンに貢献することができたと思っているので、ホッとしている。すごいいい経験になったし、みなさんすばらしい演技でうれしかった」と笑顔を見せた。

 足首の状態は「少し痛みが出ることもある」と話すなど、決して万全な状態とは言い難い。それでも「中部選手権より大きなミスはなかったと思うし、課題でもあった体力とかも結構戻ってきた気がする。ちゃんと最後まで集中して滑り切れたので、結構収穫もあった試合だった」と一定の手応えを得た。

 ジャンプの調子も上向きで「全日本選手権(12月、大阪)までに足を完治させて、もっともっと高い構成で自己ベストを狙っていけるような状態に持っていけたら。表彰台に上がれるように頑張りたい」と意欲的。言葉の節々には、確かな自信がみなぎっていた。