ストロングスタイルプロレスを主宰する初代タイガーマスク(64=佐山聡)が、1日に心不全で死去した永遠の師匠・アントニオ猪木さん(享年79)を追悼した。
「ショックでした。電話してから会うって話になったけど、僕も体調を崩していて出ていけなくて。それで亡くなったというので、残念の極みです」と声を落とした。
約2週間前、久々に猪木さんと電話で話す機会があった。「お元気ですか?」と聞くと、猪木さんは「4回死ねなかったよ」と語っていたという。猪木さんが難病「全身性トランスサイレチンアミロイドーシス」と闘っているのは把握していたが、初代タイガーもパーキンソン病の疑いで闘病生活が続いている。そのため、「どこかで会わないといけないな」と思っていた矢先だった。
初代タイガーは1981年4月に新日本プロレスでデビューした。猪木さんと並ぶ二枚看板として人気を博したが、83年8月に引退を表明。その後に現役復帰し、猪木さん率いる「UFO(世界格闘技連盟)」で行動をともにした。
猪木さん、プロに転向したばかりの小川直也、新日本プロレス期待の若手だった藤田和之らとともに、多摩川の河川敷で「闘魂棒」を振り回す練習風景は話題になった。
「いろんな思い出ばかりですね。いろいろなことを話し合ったこととか、親しくしてもらったこととか、練習風景とかですね。当然、練習は厳しくもあり、うれしくもありました」と振り返る。
猪木さんと語り合う中で「プロレスの現状を嘆いていましたね。あまりバカにしたものを本当に悔しがっていました」という。だからこそ、初代タイガーは猪木さんの「ストロングスタイル」を標榜し続けている。
「猪木イズムですね。今後も残さなくてはいけないと思います」と強い口調で決意を込めた。












