来年2月に引退する〝プロレスリングマスター〟ことノアの武藤敬司(59)に、最後の「1・4ドーム」参戦が浮上だ。引退ロード第3弾(10月30日、東京・有明アリーナ)での激突が決まった新日本プロレスの棚橋弘至(45)が師匠の意向をくみ、来年1月4日東京ドーム大会への招聘プランを明かしたもの。新日本旗揚げ50周年の締めくくりとなる舞台を提示された武藤は――。
引退ロード第3弾で武藤は丸藤正道、稲村愛輝と組んで棚橋、真壁刀義、本間朋晃組と対戦する。かつて付け人を務めた棚橋には、2002年の全日本移籍時に勧誘したこともあった。
「あいつは違う人生を歩んだ。新日本のエースにまで上って一つの会社を支えるのも大変なことかもしれないけど、俺は俺で全日本に行って、W―1に行って、ノア行って…全然違う人生を歩んでる。これは生き方と生き方の、主張のぶつかり合いでもあるからな」と腕をぶす。
もう一つのテーマとして、武藤はこの戦いを機に古巣・新日本マット参戦を狙っている。「辞める前に、最後は新日本プロレスのリングに上がりたいと思ってるんだよ。棚橋にノアのリングに来ていただいて、査定してもらおうかなと思っております」と目を輝かせた。
師匠の願いに棚橋も「動きます」と全面サポートを約束。「リミットが来年2月と決まってるので。やはり新日本は年始にビッグマッチがあるし。僕も最後に上がってほしい思いもあるので、実家に寄ってほしいですね。僕はそこでも非常に絡みたいです」と語り、年間最大興行の1・4ドームを武藤の「新日本ラストマッチ」の舞台に指定した。
新日本にとって同大会は、旗揚げ50周年イヤーの集大成という位置付けもある。「オカダ(カズチカ)が(アントニオ)猪木さんに来てほしいというなら、俺は武藤さんを引っ張ってきたい。有明でそのきっかけをつくります。50年の節目ですからね」と、団体の歴史を語る上で欠かすことのできない〝プロレスリングマスター〟に花道を用意するつもりだ。
この提案に武藤は「こればっかりはな…。ノアは1月1日(日本武道館大会)があるからよ。あまりにも(日程が)近いと、俺の股関節が可能なのか考えざるを得ないよな」と慎重な姿勢をのぞかせつつも「前向きには考えるよ。もともと俺が言ったことだから。1・4ドームには思い出もあるし、生まれた地の新日本のリングだしな」ときっぱり。武藤としては2013年大会以来、10年ぶりとなる最後の1・4ドーム出場は実現するのか。有明決戦が大きなカギとなる。












