楽天が投打の要の流出を全力で阻止する。海外FA権を取得した田中将大投手(33)と、浅村栄斗内野手(31)だ。すでに両者に関しては石井一久監督兼GM(49)が残留要請を行っていることを公言。それでも今オフのストーブリーグで注目が集まっている2人だけに「移籍説」はいまだ消えていないが…。三木谷浩史オーナー(57)の大号令が後押しする形で、チーム残留が決定的になっているという。
まず田中将だ。ヤンキースから古巣復帰を果たし、2年目の今季成績は23日現在で23試合に先発して9勝10敗、防御率3・12。リーグワーストタイの黒星を喫しており、球界内からは球界最高年俸の今季9億円(推定)の費用対効果に見合わないとの指摘もある。被打率も規定投球回数に達したパ投手の中で2割5分2厘はワーストの数値。10日のロッテ戦では5回9安打6失点と打ち込まれた。
今季は楽天と2年契約の最終年。海外FA権を取得したこともあり「楽天から残留要請を受けても大幅なダウン提示は避けられず、田中将はMLB復帰や他球団への移籍を視野に入れるのではないか」との見方がささやかれている。
だが、楽天の球団関係者は「確かにある程度の減俸は避けられないでしょうが…」と指摘しつつ、こう話す。
「彼はまず間違いなく残留するはずです。残留要請を行っている石井監督も公言しているように、チームには必要不可欠な存在。確かに今季成績は国内復帰1年目に比べてふるわないが、きっちりと試合を作る投球内容と安定感はまだまだ他の投手の追随を許さない。オーナーも田中将の残留を強く熱望していますし、すでに残留を前提に球団側と話し合いを重ねていると聞いています」
一方、打線の中核を担う浅村にも、FA権を取得したことで権利行使すれば、他球団が獲得に乗り出すのではないかと言われている。だが前出の球団関係者は「浅村も残留することになると思います」と自信満々だ。
「田中将同様、浅村もオーナーから命を受けた石井監督がチーム残留へ向けて動いています。今季も勝負強さを発揮していますし、チームには欠かせない。他球団からラブコールが送られていることは当然承知していますが、もともと義理堅い性格で楽天には居心地の良さも感じている。移籍はまずないでしょう」
果たして楽天の思惑通り、2人は残留確定となるのか。注目だ。












