11月開幕のカタールW杯メンバー入りへ前進だ。スペイン1部レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(21)は、8日(日本時間9日)に敵地で行われたマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)との欧州リーグ(EL)1次リーグ初戦で奮闘。元日本代表FW武田修宏氏(55)は、この経験が大きな〝財産〟になるとの見解を示した。
ポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド擁するイングランドの名門相手に、先発した久保は後半33分までプレー。正確なクロスでチャンスをつくり、決勝点となるPK獲得の起点になるなど、格上からもぎ取った1―0の勝利に大きく貢献した。
武田氏は、この試合での久保の振る舞いに注目。「アウェーでマンチェスターUという強豪と対戦した中でも、ものおじするところがなくて、堂々とプレーしていたのはよかった。アウェーの苦しい展開となっても、PKにつながるパスやクロスでチャンスをつくるなど、チームの中でしっかりプレーして勝ったのは自信につながる」と力説した。
強豪を前にしても、武田氏の目に「堂々としていた」と映った姿は、1次リーグでドイツ、スペインと対戦するカタールW杯へ向けて期待を抱かせる。元日本代表FWは「この経験は、今後の日本代表に生かしていける。後がない久保が、W杯へ向けて自分の価値を示せたんじゃないかな」と指摘した。
武田氏が態度も含めて久保を評価したのは、千葉時代の1999年にチームメートだったピーター・ボス氏(現リヨン監督)が2017年にドルトムント(ドイツ)監督に就任し、再会した時に聞いた言葉とも関係している。「ピーターが『日本が強くなるには、欧州での激しい試合、雰囲気の中でのプレーを経験した選手を増やさないといけない』と言っていたのを思い出したよ」。敵地でのマンチェスターU戦は、まさにその条件にピッタリだったわけだ。
森保ジャパンの右ウイングでは、MF伊東純也(スタッド・ランス)、MF堂安律(フライブルク)に次ぐ3番手の位置づけだが、今季は2トップの一角や左サイドでも存在感を発揮。マンU戦の経験も追い風にして、代表での序列を一変させられるか。












