阪神・西純矢投手(20)が26日の中日戦(甲子園)に先発登板するも、4回途中9安打4失点でKO。前回登板のDeNA戦(19日、甲子園=3回途中4安打3失点)に続き、2戦連続で不本意な投球内容に終わってしまった。

 ゲームは延長11回の死闘の末に、阪神が6―5で劇勝。矢野監督は試合後「まだ若いピッチャーなので経験を積みながら成長していかなきゃいけない。疲れも出てくる中でどうパフォーマンスを出していくか。不運というよりは俺は実力かなと思う。次回登板は? ちょっと考える」と語り、西純の登録抹消を示唆した。

 となると気になるのが、西純の代役として一軍に昇格させる新たな先発投手の選定だ。二軍戦で5試合に先発登板し防御率1・09と抜群の数字を残すドラ3左腕・桐敷。トミー・ジョン手術を乗り越え、5月に支配下復帰を果たしたばかりの才木など、ハイレベルなスターターたちがファームで虎視眈々と昇格を狙っているが、この日、鳴尾浜球場で行われたウエスタン・広島戦に先発登板していたのは藤浪晋太郎投手(28)。前回登板のウエスタン・オリックス戦(19日、高槻)では5回3安打無失点の好投を披露していた。

 二軍戦で「日曜日のマウンド」を託されていたという事実は、夏場に入り疲れが見え始めてきた西純の〝バックアップ要員〟最有力候補として、藤浪がチーム首脳から評価されていたことを物語る。この日も快投を続け悲願の一軍ローテ返り咲きを果たしたいところだったが、背番号19は長く課題としてきた制球に苦しみ5回4安打4四球5失点。残念ながらアピールには失敗してしまった格好だ…。

 先発業専念への強い思いを胸に臨んだプロ10年目のシーズンだが、チーム事情もあり一軍の先発マウンドまでなかなかたどり着けない。一軍本隊は6月に入り14勝5敗1分けと上昇ムード。〝藤浪の季節〟が到来するのはいつになるのだろうか――。