スペイン1部レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(21)が〝運命の人〟との出会いでブレークに期待が高まっている。14日のカディス戦で先制ゴールを決めて1―0の勝利に貢献。スペイン紙「マルカ」は新天地で早々に活躍を見せた要因として、イマノル・アルグアシル監督(51)との「絆」に注目している。

「クボとアルグアシル。それは美しい友情の始まりかもしれない」と題して2人の師弟関係を特集。指揮官が「私が最も気に入ったのは、彼の仕事ぶりや試合への入り方、勤勉さだ。チームに合流した初日から最高のニュースだった」と久保を称賛したことを取り上げた上で「チームのプレースタイルで最高のバージョンを提供できる」と分析。久保の才能を引き出せる監督との見方を示した。

 一方の久保も「監督は私をたくさんプッシュしてくれる。それはとても良いことなんだ。彼は私を大いに助けてくれ、私から120%を引き出すことができる。初日から私を信頼してくれた彼に感謝したい」と指揮官に心酔。2人の相思相愛ぶりが際立っている。

 同紙はこれまで久保が監督との相性面で恵まれなかったと指摘。「ビリャレアル、ヘタフェ、マジョルカへの移籍ではその域に達しなかった」。ビリャレアルではエメリ監督に「ピッチ外のスターだ」と揶揄(やゆ)され、ヘタフェではボルダラス監督から守備の弱さに苦言を呈された。昨季のマジョルカでは途中就任のアギーレ監督にベンチへ追いやられることに。指揮官とウマが合わないケースが続いたが、ついに最大の理解者と巡り合ったというわけだ。

 久保は〝良縁〟を追い風にして勢いに乗っていきたいところだ。