ボクシング元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏(35)が、イベント「3150ファイトVol・3」(14日、エディオンアリーナ大阪)で華々しくプロモーターデビューを飾った。ド派手な演出や意外な選手の参戦、大会後に行った「ABEMAスペシャルマッチ」での〝キック界のドン・ファン〟こと皇治(33)とヒロキング(29)のエキシビションマッチなどで賛否両論を呼ぶ興行に。興毅氏は気になる今後について明かし、皇治に〝あの男〟との合体を緊急提言だ。


 プロモーターデビューとなった今回のイベントは観衆5000人(主催者発表)を集め、大盛況で幕を閉じた。しかも、大会後に行った「ABEMAスペシャルマッチ」も大きな反響を呼んだ。

 勢いに乗る興毅氏は、次大会を来年1月6日に大阪で開催するとサプライズ発表。「みんな楽しみでしょ? こういうふうにやっていかないといけないんです。発表した瞬間、『次、どうなるんやろう』と思うようにしていかないと」と笑みを浮かべた。気になるカード編成については「誰が出ていくかはわからへん」とケムに巻きつつも「そこは期待していてください」と話した。

 一方、イベントの話題を呼ぶきっかけとなったエキシビション戦の今後については「JBC(日本ボクシングコミッション)の方たちと話をします。できることはできる、アカンことはアカンで、ちゃんとすみ分けをして。やったらアカンことは無理にはやらないです」と、調整しつつ続行の道を探っていくとした。

 興毅氏は「プロとしてやっていくには、見てもらっている人たちに喜んでもらわないといけない。面白いものを提供しないといけない」と強調。今回のようなライセンスを持つ選手と持たない選手のエキシビションは難しいとの見通しを示しつつも、引退したボクサーと格闘家のような対戦であれば「そういうのなら自由じゃないですか? ユーチューブでもバンバンやっているわけだし」とうなずいた。

 そんな中、目を輝かせたのがボクシングに準じたルールでヒロキングを相手に大暴れした皇治の今後だ。「プロボクサーになってほしいんです」と熱望し、試合後に早速「ライセンスを取った方がいいよ」と口説き始めるひと幕もあった。

 その場では皇治から返答を得られなかったが、興毅氏は「自分は、もうちょっとヒロキングのほうがいくのかなと思っていましたけどね。よく頑張ったと思います。ちゃんときれいに戦っていた」と皇治のボクシングセンスを高く評価。その上で「4回戦で十分戦えます。4回戦の頂上は新人王なので、そこを目指してほしい。そのために親父が指導すればいいと思います。亀田史郎と皇治がタッグを組めば、間違いなくいけると思いますよ」と猛プッシュした。

 史郎氏は亀田三兄弟の父として興毅氏と大毅氏、和毅を世界王者に育て上げた。3兄弟世界王者は史上初の快挙で、ヒロキングも史郎氏のユーチューブ企画でボクシングを本格スタートした。型破りな言動も何かと話題になってきただけに、皇治との合体が実現すれば、いろいろな意味で向かうところ敵なし状態となることは間違いない。

 皇治自身も「ボクシング、面白いですね」と手応えをつかんだ様子。興毅氏から提案されたライセンス取得については返答を避けたものの、史郎氏との合体については「ああ…、モテてしゃあない」と得意の決めゼリフを放ってから「俺、会長すごい好きですよ。史郎会長。チャンスがあれば教えてほしいです」と前向きな姿勢を示した。

 皇治がオールドルーキーとしてボクシングシューズを履く日に期待したい。