中日・京田陽太内野手(28)がプロ6年目にして試練を迎えている。

 今季は開幕から打撃不振に陥り、攻守に精彩を欠いた5月4日のDeNA戦(横浜)では、立浪監督から「戦う顔をしていない」とバッサリ。試合中に名古屋へ強制送還され、二軍に降格した。

 6月17日から一軍に再昇格したが、7月になってからも14打数1安打で打率0割7分1厘と低迷。10日の広島戦(バンテリン)では「8番・遊撃」で先発出場も4回に失策を犯すと、7回の好機で代打を送られて途中交代し、翌11日に再び抹消となった。

 すると、今季2度目の京田の二軍落ちにチーム内外で波紋が広がった。ネット上では賛否両論の物議を醸しつつ、ツイッターでは「京田トレード」がトレンド入り。打率3割6分と結果を残していた石岡が4日に抹消されると、そのわずか4日後にオリックス・後藤との交換トレードが両球団から発表されただけに、京田もトレードされる布石ではとの臆測を呼んでしまった格好だ。

 SNS上の竜党の間からは「トレードはやめてくれ!」「ドラゴンズで活躍してほしい」「京田がトレードに出されたら中日ファン辞める」などと悲痛な叫びも…。

 しかし、あくまで立浪監督は「もう1回守備からやり直してこいと。打撃もコロコロ変わる。試合になると、やろうとしていることができない。まだこの先、野球人生はあるわけですから、見つめ直す意味でもしっかりやってもらいたい」と意図を説明した。

 球団関係者も「京田はチームにとって必要な選手。選手会長の京田が二軍落ちしてから、チームも投手陣も失速してしまったところがある。打撃不振から精神的な部分で守備にも影響が出てしまっているようだが、もともと全試合出場をモチベーションに掲げていた選手。もっと信頼してスタメン起用し続ければ、自信を取り戻すのでは。こんな選手ではない」と巻き返しに期待している。

 正遊撃手として京田の復活をファンもチーム内でも願う声が少なくないだけに、京田は結果で応えるしかない。