男子ゴルフのフィル・ミケルソン(51=米国)が13日、米ツアーメジャー第3戦「全米オープン」(16日開幕、マサチューセッツ州・ザ・カントリークラブ)の公式会見に臨み、サウジアラビア政府系ファンドが支援する超高額賞金の新ツアー「LIV招待」に参加した自身の立場を説明した。
メジャー通算6勝のミケルソンは「全米オープン」に勝てば、キャリアグランドスラム達成だが、そんなことは、そっちのけで質問は前週にロンドン郊外で開幕戦が行われた「LIV招待」関連に集中。スポーツメディア「ESPN」などによると、参戦理由については「財政的なこともあるが、試合数が少なく、家族や友人と過ごせる時間を増やせる。人生の優先事項を考えたとき、バランスを考えることが必要と思った」と説明。2億ドル(約268億円)と言われる契約金に目がくらんだだけではないとの主張だ。
今回の決断で米ツアーから資格をはく奪され、追放となった。資格を自ら返上した選手もいる中、今後に向けては、再び米ツアーに出場したい意向があるとした上で「私の希望は自分が望むどちらか一方か、両方でプレーすることだ。30年間、米ツアーにできる限りの恩返しをした思うし、〝永久シード〟も得ている。どの大会に出るか、出ないかは自分で選択できるものだと思っている」と見解を語った。
現時点では、新ツアー残り7試合と「全英オープン」(7月14日開幕)に出場予定だという。
新ツアーの資金源となっているサウジアラビアは、さまざまな人権侵害が問題視されている。2001年の米中枢同時テロに複数のサウジアラビア人が関与。遺族からも反発の声も上がっており、会見で質問も飛んだが「9・11で愛する人、友人を失った人々に深い同情と深い共感を感じているという点で、ほとんどすべての米国人と同じだ」などと深くは言及しなかった。また米ツアーメンバーからの批判に関しては「彼らの反感も受け止めるが、現時点ではこれが正しい判断だと思う」と語った。












