体操のリオデジャネイロ五輪選考会を兼ねて個人総合で争うNHK杯最終日(5日、東京・代々木第一体育館)、加藤凌平(22=コナミスポーツ)が合計180・100点で内村航平(27=同)に次ぐ2位となり、代表入りが決まった。3位田中佑典(26=同)との差はわずか0・100点。激しい代表権争いを制した裏には、あの“ハーレム画像流出騒動”があった。
最終種目の鉄棒の着地が決まった瞬間、加藤の表情がほころんだ。4月の全日本選手権で3位につけて臨んだ今大会。2位に食い込めば、代表枠5人のうち内村に続く2人目の代表入りが決定する。全日本2位だった白井健三(19=日体大)が失速する中、予想外に粘ったのが田中だった。
「佑典さんとの点差がなかなか広がらず、焦りました」(加藤)
このままでは田中の得意とする平行棒、鉄棒で逆転されかねない――。しびれるようなプレッシャーを感じたが、加藤は跳馬で高難度の技「ロペス」をあえて選択。さらに、鉄棒でも「カッシーナ」「伸身トカチェフ」「コールマン」とこれまた高難度の技を次々と決め、最後の着地もピタリと止めてみせた。終わってみれば、0・1点差の超僅差で逃げ切った。
加藤は「追い詰められて力を発揮することができました」。なぜ土壇場を制するほどの強いメンタルを持つことができたのか。実はある騒動がきっかけになったという。
体操関係者の話。「昨年末にあった“ハーレム画像流出騒動”です。あのとき、(父でありコナミスポーツの)加藤裕之監督にこっぴどく怒られたそうなんですよ」
“ハーレム画像”とは、加藤が複数の女性たちの前で大股開きしたり、熱烈なキスをかわしている問題写真だ。SNSから流出したとされるが、詳細は不明。ただ、「体操界の貴公子」とも称される加藤のハレンチ写真の数々は、品位に欠けると言わざるを得ない。
そこで本紙が加藤監督を直撃すると…。「叱りました。普段から日常生活に注意するよう言っているんですが。本人は反省していました」
その後、加藤は心を入れ替えて練習に集中。「絶対に代表選手になる」という強烈な自覚こそが、今回のプレッシャーをはねのける原動力になったのだ。技術に加えて五輪代表選手というメンタリティーも備わった。リオでも最高の演技を見せてくれるに違いない。












