30日に新日本プロレスワールドで配信された「NJPW STRONG エピソード25」で、IWGP・USヘビー級王者のジョン・モクスリー(35)が電撃登場。挑戦権利証保持者のKENTA(39)を襲撃した。

 この日の放送ではKENTAがメインイベントの6人タッグ戦に出場した。チームの敗戦に納得がいかずに試合後のリング上で敵チーム相手に暴行を働いていると、場内が暗転。再び明るくなった瞬間、リング上に姿を現したのは、なんとベルトを肩にかけたモクスリーだった。KENTAはこの日までにUS王座挑戦権利証を5度防衛し、王者のモクスリーは1月4日東京ドーム大会にメッセージVTRを送りつけるなど激突の機運が高まっていた。

 KENTAと視殺戦を繰り広げたモクスリーはそのまま襲い掛かり、激しいエルボー合戦を展開。go 2 sleepを切り返すと、デスライダーでマットに叩きつけKENTAをKOしてみせた。

 そしてマイクを握ると「KENTA、簡単にベルトが取れると思っていただろ? お前と俺の間に距離があると思っていただろ。でも俺はお前の手には乗らないぜ。俺は青信号にしか興味がない。今この瞬間からお前は俺の手の届くところにいる。お前のUSヘビー級王者になるという夢は悪夢になるんだ」と宣戦布告し退場した。モクスリーのUS王座戦は、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、昨年2月大阪城ホール大会の鈴木みのる戦が最後となっている。ついに新日本マットに姿を現し新展開を迎えたことで、元WWE戦士同士によるUS王座戦は不可避の状況。防衛ロードが再開する日は近そうだ。