コロナの影響であの高級魚が「100円おせち」のかまぼこになった! ローソンストア100は2日都内で、これまでに累計683万個を売り上げているヒット商品「100円おせち」のプレス発表会を行った。

 同社の「100円おせち」は単身世帯の増加や好きなものだけを食べたいというニーズを取り込み、昨年は約137万個販売と右肩上がりに成長中。さらに、来年はWithコロナのお正月でひとり用や小分けがより一層求められるとして、過去最多の全38種類、約200万個の販売を見込んでいる。

「100円おせち」はオフシーズンの工場をフル活用したり、サイズや形が不選別の食材を大量仕入れするなどして圧倒的低価格を実現しているが、なかでも関係者を驚かせたのが、新商品の「のどぐろ蒲」だ。

「通常は3~4月に商品ラインナップを固めるが、6月になってから山口県の水産加工メーカーから『コロナの影響で本来なら外食で消費されるはずだったのどぐろが確保できた』と追加提案を受けたので生産を決めました。100円とは思えない味に仕上がってます」(同社商品本部生鮮・デイリー部シニアMDの森雅之氏)

 のどぐろといえば、テニスの錦織圭が2014年の全米OP準優勝後に「食べたい」と発言したことでも話題になった超高級魚。おせちでは紅白のかまぼこが定番だが、同社では2018年に高級魚蒲鉾シリーズ第1弾として「ふぐ蒲」を発売し、あっという間に完売したという。

 流通ウォッチャーの渡辺広明氏(53)は「コロナ禍に伴う巣ごもり需要で、百貨店や有名ホテルの高額なおせちのネット通販も一部で人気を集めているが、こちらは全部買っても3800円。やはり『安くてうまい』にかなうものはないし、1人用のお重を148円で一緒に売るところも面白い。ローソンストア100では今年も売り切れ御免が続出するのではないか」と分析した。

 なお、店頭での品切れを極力少なくするため、同社では25日、27日、29日の3回納品を実施予定だが、約70%の商品が発売初日に納品されるため、確実にゲットしたい人は店頭へ急ぐしかない。