急性虫垂炎により欠場中のGHC王者・潮崎豪(38)が、6月14日放送回のテレビマッチで齋藤彰俊とのV2戦に臨むことが電撃決定した。
休憩中のリングで復帰を報告した潮崎のもとに姿を現したのは、「挑戦状」を手にした闇王だった。「貴殿のGHCヘビー級のベルトに挑戦することをここに表明する」と宣戦布告すると、王者も「俺たちにしかできないGHCの戦いをやりましょう」と受諾。復帰戦でいきなりのタイトルマッチが決まった。
6月14日は、2009年に死去した三沢光晴さん(享年46)の命日の翌日。11年前に潮崎は三沢さんのパートナーとして、齋藤は対戦相手として最期のリングに上がった。
齋藤は「なぜ今回挑戦したか。それは潮崎豪だから。今しかない。人生をかけた戦いにしようと思っている。あの時リングに立っていた4人の中で、今リングで戦えるのは俺と潮崎。対角のコーナーにいた一人ずつしか残っていない。今、次に進むために避けて通れない戦いをしたい」と挑戦に至った真意を語る。
その決意を王者も受け止める。「魂の挑戦状、しっかり受け取りました。6月という時期に齋藤彰俊とGHCをかけてタイトルマッチをやる意味の重さ。全てを乗り越えた者同士のタイトルマッチをお見せしたい」と力強く語り、決戦を心待ちにした。