米女子ツアー今季メジャー第2戦「全米女子オープン」(ノースカロライナ州・パインニードルズロッジ&GC=パー71)は2日に開幕。日本勢は今季から米ツアーに本格参戦している渋野日向子(23=サントリー)や昨年覇者の笹生優花(20=ICTSI)ら15人が参戦する。女子プロ事情に詳しいプロゴルファーの芹沢信雄(62=TSI)が国内スポット参戦明けの渋野を占うとともに、日本で今季5勝の西郷真央(20=島津製作所)を注目選手に挙げた。
昨年大会は、笹生がプレーオフで畑岡奈紗(23=アビームコンサルティング)を退けて優勝を果たした。昨年のトップ2のプレーはもちろん、「ブリヂストンレディス」で今季国内初参戦しながら予選落ちに終わった渋野が、4位に入った「シェブロン選手権」に続く海外メジャーで活躍できるかも気になるところ。
芹沢は、その渋野について「米国で予想以上によい成績でシードのメドも立ち、少しホッとして日本に戻ってきたのでしょうけど、個人的には向こうで頑張ってもよかったかなという思いはあります」。その一方で、今回の一時帰国が「全米女子オープン」へプラスに働く要素もあるという。「予選落ちでしたけど、日本でいろいろリフレッシュして、また頑張ろうと思える切り替えができていれば問題ありません。切り替えのうまい渋野さんのことだから、かえって米国の戦いに集中できるんじゃないかなという気がします。力のある選手ですから、気持ちさえ整えば、期待できると思います」
さらに、メジャーで実力を発揮する傾向にも「メジャーに関して何か持っていると思うくらい。そこはすごいと思います。〝メジャー女〟と言ってもいいんじゃないですか」と着目。昨年大会は予選落ちだったものの、2020年大会は3日目を終えて首位に立ち優勝争いの末に4位。今季のメジャー初戦は4位だった。昨年6月の「全米女子プロ選手権」でもミラクルな予選通過を披露(結果は40位)。19年の「AIG全英女子オープン」優勝は言うまでもない。
国内からのスポット参戦組では西郷が気になる存在だという。「どれくらい通用するのか楽しみ。10戦5勝でしょ。昔の不動裕理さんみたいですよね。女子プロはみんな1Wがうまいし、そこであまり差は出ませんが、西郷さんはアイアンでしっかりした球を打てます。メジャーの難しさで、より生きてくると思います」。ジャンボこと尾崎将司の指導を受ける同門の笹生は昨年の覇者だけに「やってやろうという気持ちもあるんじゃないですか」と奮起に期待した。
また、昨年悔しい思いをした畑岡については「今年も勝っていますし、期待したい選手の一人です。あとはメジャーを勝ちたい気持ちをうまくコントロールできるかでしょう。空回りすると悪い方向にいってしまいますから」。笹生は前年優勝者として注目されるが「飛距離を生かしてやってくれる気がする一方で、今季に入ってクラブやボールを変更した影響かもしれませんが、まだ調子が上がってきていない印象です」と指摘した。
果たして今年も日本勢の活躍はあるのか。芹沢は「これだけ人数いると誰かが優勝争いするかもしれませんね」と昨年の再現を願った。












