新日本プロレスのKOPW保持者・鷹木信悟(39)が、同タイトルの象徴である〝トロフィー問題〟の早期解決を求めた。お手軽サイズなトロフィーの新調をかねて訴えていたが、他団体出撃時に団体内の他タイトルとの格差を実感する〝事件〟が発生。今後の格上げを目指す上でも、他団体勢が欲しくなるようなものに変えるべきだというのだ。

 鷹木は4月の広島大会で、同タイトル史上初めてメインで行われたタイチとの争奪戦に勝利。6月12日の大阪城ホール大会では前保持者のリマッチを受けて立つ。

「この前は試合には勝ったが(ルールを決める)ファン投票では負けてるんでね。そこにも勝たないと、真のKOPW保持者とは言えないんじゃないかと。そこはいろいろ考えてるよ」と〝前哨戦〟のルール提案の勝敗にもこだわるつもりだ。

 一方で、懸念していた課題が浮き彫りになる出来事もあった。鷹木は5月になって他団体参戦が増加。12日にはドラディション後楽園大会、18日にはGLEAT後楽園大会に出場したが、タイトル保持者の証しであるトロフィーはその手になかった。

「ドラディションの時に棚橋(弘至)は(IWGP)USのベルトを巻いてたけど、普段会社が管理している、俺のKOPWのトロフィーは誰も持って来てなかったんだ。その時点でKOPWの扱いもこんなもんなのか、と思ったよ。せっかく主要大会のメインを飾ったというのに…」とその内幕を明かし、憤りをあらわにした。

 かねてKOPWのトロフィーについて「随分、ちゃちいじゃねえか。あれを欲しいって選手がどこにいるの?」と問題提起し、タイトル軽視を招く要因の一つと指摘していた。格上げを目指す以上、他団体出場時に存在を忘れ去られているようでは言語道断だ。

 しかも31日の「ジャンボ鶴田23回忌追善興行」(後楽園ホール)ではT―Hawkと組み、全日本プロレスの青柳優馬、青柳亮生組と対戦する。

「鶴田さんは山梨の偉大な先輩だし、トロフィー持っていこうと思うんだけどさ。青柳兄弟に『手土産持ってこんかい!』って言ったら兄貴(優馬)がチャンピオン・カーニバルを制覇した。アイツがトロフィー持ってきたら、俺があのちゃちいKOPWじゃ恥ずかしいじゃねえか。新日本は早急に他団体の選手からもうらやましいと思われるようなトロフィーを作れって!」

 早期解決を訴えたものの、そんな近々なタイムリミットを設定し、急ごしらえで鷹木の望む豪華なトロフィーができるとは到底思えないが…。実力は確かだが、口も出す保持者の誕生によって、KOPWに新展開が生まれるのか注目だ。