古巣西武への14年ぶり復帰が決まった松坂大輔投手(39)に早速の「鬼指令」だ。1998年のドラフトで西武に同期入団した親友であり、現一軍打撃コーチの赤田将吾コーチ(39)がレジェンドに高ハードルのノルマを設定。「松坂世代」の同志だからこそのゲキを飛ばした。

 2020年シーズンの松坂に期待することは? それを赤田コーチに問うと「そんなの決まってますよ! 1年間、ローテーションで2桁勝利」と即答。故障明けのシーズンに厳しい要求かとも思われるが、迷わず言い放った。

 いわゆる、大先輩像など求めてはいない。もちろん、お客さま扱いなどあり得ない。

「背中を見せるとか、後輩を指導なんて(現役を)辞めてからいくらでもできますから。選手のうちは自分の成績を残すことを一番に考えて行動。それを勝手に周り(の若手たち)が見て感じ取る。プロとはそういうところでしょ?」

 あくまで戦力として、リーグ3連覇を支えてほしい。グラウンドではコーチとして、毅然と接するつもりだ。

 とはいえ、赤田将吾個人としては松坂は同級生。自身の引退後に夢を託した特別な存在であることも事実。「僕らの代のスーパースターですから。いつまでも彼にはスーパースターとしてやってほしいし、やれると信じていますから」と熱いエールも忘れない。

「和田(ソフトバンク)も藤川(阪神)も頑張っているので、大輔もまだやれる。内海の存在もプラスかもしれませんね」

 第一線で活躍する「松坂世代」も発奮材料にしてほしい。チームメートには左腕の故障から復活を期す内海もいる。内海は2学年下の同世代で09年WBCのチームメート。栄光と苦悩を経験した大物同士として高め合えると信じている。

 厳しくも優しい赤田コーチのサポートがあれば、松坂がチームで孤立することもない。戻るべき場所、信頼できる仲間の元なら松坂の復活も期待できるはずだ。