ロシアの重鎮議員がスポーツ裁判所(CAS)が同国からの提訴を相次いで却下している現状に批判を展開した。

 ウクライナ侵攻を受けてスポーツ界で制裁の動きが加速する中、ロシア側は対抗措置としてCASに次々と提訴。国際大会への復帰を求めている。

 そうした中、ロシアメディア「URA」は同国のスポーツに関する下院委員会で委員長を務めるドミトリー・スビシュチェフ氏の見解を掲載。

「スポーツで物議を醸している問題はすべてCASを通じて解決する必要がある。しかしCASは残念ながら、IOC(国際オリンピック委員会)からの圧力にもとづいて政治的な決定を下すという点で、その無能さを証明している。これは明白であり、私は彼らの議論が理解できない」と痛烈に批判した。

 さらに「今では(ロシアの)多くのスポーツ連盟を国際的な枠組みから排除するという非常に不快な傾向がある。資格を一時停止するか完全に除外している。〝最強の連盟〟はこの打撃を受けているが、これはIOCのトーマス・バッハ会長からの緊急の要請という形での圧力だ」と持論を展開した。

 ロシアのスポーツ界では自分たちの主張を却下し続けるCASに対しても不満が高まっているようだ。