格闘技イベント「RIZIN.35」(4月17日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)に出場する元極真空手世界王者の上田幹雄(26)が5日に練習を公開した。

 空手からMMAに転向した上田は、デビュー戦で格闘界のパイオニア・高阪剛(52)の引退試合の相手を務める。この日はサンドバッグに強烈な蹴りを何発も叩き込み、得意の打撃の威力をアピールした。大きなモーションの蹴りも披露した上田は、実戦での使用について問われると「使って行ければ使っていこうと思って。その場に応じた技があるので、その場が来たら」と豪語した。

 ボクシングテクニックは大橋ジムでの練習で磨きをかけ、K―1無差別級トーナメントを制したマハムード・サッタリとも定期的にスパーリングを敢行。打撃だけでなく総合的な技術も向上している。

 BRAVEで練習をともにする芦田崇宏は「日に日に手に負えなくなってきているなと。最初は空手家って感じだったんですけど今はレスリングも強くなっている」と潜在能力の高さを証言した。

 対戦相手の高阪は日本格闘界のパイオニア的な存在。デビュー戦で引退試合の相手を務めることになる上田だが「自分は初戦なので、正直そこは考えていないというか。もちろん日本のヘビー級を作ってこられたレジェンドだと思ってますけど、今回対戦するという意味で言えば、そんな事も考えずに。自分の初戦なので、自分自身がこのMMAという舞台で最高のパフォーマンスを出せるかしか考えていないので」とキッパリ。対戦相手への敬意を胸に、持てる全てをリングの上で出し尽くすつもりだ。