採点競技で圧倒的な強さを誇るロシアスポーツ界だが、闇はやはり深そうだ。
先月の北京五輪ではドーピング疑惑に揺れたフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワらを指導するエテリ・トゥトベリーゼ・コーチが、行き過ぎた指導を暴露されたこともあった。
ドイツ紙「ビルト」によると、ロシア人フィギュアスケーターのポリーナ・シュボデロワが「練習でうまくいかなかった場合、フタを閉めた状態のゴミ箱に入れられ、練習が終わるまでそこに座っていなければならなかった」などと話したという。
これはフィギュア界に限らず、新体操界でもあった。2008年北京&12年ロンドン五輪女子個人総合金メダルのエフゲニア・カナエワ氏はロシアメディア「スポーツ24」に対し「私はみんなにいじめられる犬だった。どんなに頑張っても、監督からは『努力が足りない』といつも言われてきたので、私は本当に信じてしまった。今となっては一生懸命頑張ってきたと理解することができる」と告白した。
厳しい指導の影響で自己嫌悪に陥ってしまい「できないことがあるとパニックになることがあった。ときには自分自身を傷つけることもあった」と当時を振り返った。栄光の裏にあった想像を絶する苦しみ。勝利至上主義の問題点が改めて浮かび上がった形となった。












