涙が止まらなかった。競泳の国際大会日本代表選手選考会3日目(4日、東京辰巳国際水泳場)、女子100メートル自由形決勝が行われ、東京五輪代表の池江璃花子(21=ルネサンス)は、54秒02で優勝したものの、世界選手権(6~7月、ブダペスト)の派遣標準記録(53秒96)に100分の6秒及ばなかった。

 悔しさのあまり、なかなかプールサイドに上がることができなかった。2017年世界選手権以来、5年ぶりとなる個人種目での代表入りを狙う中、本命としていた女子50メートルバタフライ(2日)で派遣標準記録に届かなかった。この日に向けては「その日のうちに切り替えるように、日づけを越えたらネガティブな発言はしないと思って、昨日1日と今日を過ごしてきた」という。

 しかし、思うような泳ぎができず「もう自分が情けなくて、去年から全く何も成長してないし、なんか…この1年間頑張ってきたのになんでだろう。もうそういう気持ちです。今の自分にはネガティブな言葉しか出てこない、ごめんなさい」と肩を落とした。

 最終日の5日は50メートル自由形、100メートルバタフライにエントリーしている。まだ代表入りの可能性は残されているが「本当に分からないです、ごめんなさい」と大粒の涙を流し、サブプールへ姿を消した。