新労使協定を巡って対立する大リーグ機構(MLB)と選手会が3日(日本時間4日)、ニューヨークで交渉を再開した。この日は非公式な会合とされ、MLB側からはダン・ヘイレン氏とモルガン・ソード氏、選手会側からはブルース・メイヤー氏とイアン・ペニー氏が出席し、約90分にわたって話し合いが行われた。

 米スポーツ専門局「ESPN」が関係者から得た情報によれば、話し合いの内容は多岐にわたり、開幕延期の主な原因とされるぜいたく税や最低年俸など難航中の問題についても協議されたという。次の交渉予定日時は伝えられていないが、選手会は3日中に電話で役員会議を行う見込みだ。これまで双方は度々交渉を重ねてきたものの隔たりは大きく、MLBは1日(同2日)に少なくとも1週間の開幕延期を発表。選手会も譲らぬ姿勢を見せており、今後さらにレギュラーシーズンの試合数短縮が懸念されている。

 こうした中、米スポーツ界からは大リーグの選手会を応援する声が次々と上がっている。全米プロフットボール(NFL)の選手会(NFLPA)は3日、公式ツイッターで「NFLの選手たちは、MLB選手会がしかるべき権利、報償、仕事環境を得るために戦うことに連帯して立ちます」とエール。全米プロバスケットボール(NBA)の選手会(NBPA)も同様に「NBAの選手たちは現在および将来の世代のプロ野球選手のために公正で公平なシステムを求めて闘うMLB選手会の兄弟たちとともに立ちます」と声明を出した。

 泥沼化するMLB労使交渉は果たして決着を迎えるのか。