フィギュアスケート女子ロシアオリンピック委員会(ROC)のカミラ・ワリエワ(15)に対するドーピング疑惑で、カギを握るとみられるエテリ・トゥトベリーゼコーチがついに沈黙を破った。

 ワリエワは昨年12月のロシア選手権で禁止薬物のトリメタジジンが検出されたことが判明。ただ15歳のワリエワが独断で使用したことには懐疑的な声が上がっており、チームの全権を掌握するトゥトベリーゼ氏の存在に注目が集まっていた。

 これまでは今回の件に関して具体的な言及を避けてきたが、12日について口を開いた。

 ロシアの放送局「チャンネル1」でトゥトベリーゼ氏は自身の見解を説明。「非常に物議を醸す困難な状況が発生した。私はカミラが無実で、純粋であることを絶対に確信していると言いたい」とワリエワの潔白を主張。禁止薬物の検出は何かの間違いだとの持論を展開した。

 さらに「私たちにとっては、これを証明する必要はありません。省略できないプロトコルがあることは理解しているが」と強調。今日12日にスポーツ仲裁裁判所(CAS)による公聴会が開催されるが、15日のショートプログラム(SP)の出場に向けてはROC側が〝無罪〟を立証する必要はないと断言した。

 その上で「私たちはアスリートと一緒にトラブルに巻き込まれたが、最後まで喜びを感じる」とワリエワとともに北京五輪で最高の結果を残すことに自信をみなぎらせた。

 自信満々の〝鉄の女〟。CASは果たしてどのような決断をくだすのか。