再び頂点へ――。北京五輪スキージャンプ男子ラージヒル(LH)予選(11日、国家ジャンプセンター)、ノーマルヒル(NH)金メダルに続く2冠を狙う小林陵侑(25=土屋ホーム)は128メートルを飛び、121・3点の9位。12日の決勝に進出した。
予選前のトライアル(試技)は116・5メートルと飛距離が出ず、本番で修正を図ったが、表情に笑顔はなかった。「前半バタついちゃったんで、ちょっとビデオを見直したいですね。(試技は)条件もよくなかったと思いますし、ジャンプもそんなによくなかったかな」
NHでは日本勢として1972年札幌五輪の笠谷幸生以来、50年ぶりの頂点に立った。LHも制することになれば、個人での2冠獲得は日本初。世界でも過去にマッチ・ニッカネン(フィンランド)、シモン・アマン(スイス)、カミル・ストッホ(ポーランド)の3人(4回)しか達成していない偉業となる。
周囲からは「金を取るなら(NHより)LH」と期待されており、小林陵自身も「楽しいですね。デカいんで」と話す。あとはイメージ通りのジャンプが出るかどうか。決勝はNHでは回避したトライアルを「多分飛ぶと思う」と明かし「内容もどこが悪かったかちゃんと見直せれば」と意気込んだ。
混合団体は思わぬ事態で表彰台を逃したが、大本命種目で〝個人最強〟を証明するつもりだ。












