北京五輪ノルディックスキー・ジャンプ混合団体(7日、国家スキージャンプセンター)で意地のジャンプを見せた高梨沙羅(25=クラレ)に励ましのメッセージが相次いでいる。

 1回目に103メートルのジャンプを飛びながらも、スーツの規定違反でまさかの失格。大粒の涙を流した。それでも、仲間が作ってくれた2回目のチャンス。気持ちを切り替えてスタート台に立つと、98・5メートルのジャンプを披露。飛び終わったあとは、感情を抑えきれずに手で顔を覆いながら泣き崩れた。

 苦しんだ北京五輪を象徴するワンシーンに、ネット上は「沙羅ちゃん泣かんでいいよぉ」「沙羅ちゃんこっちまで泣けるわ」「沙羅ちゃんあなたが1番かっこよかったよ」「沙羅ちゃんお疲れ様。もらい泣きした」などと温かいコメントが目立っている。

 試合はメダルこそならかったものの、4位に食い込んだ。男子ノーマルヒルで金メダルを獲得した小林陵侑(25=土屋ホーム)は「沙羅もいいジャンプをしてくれた」と回想。その上で「たくさんハグしてあげました」と同級生を褒めたたえた。

 高梨にとって悔しい思い出となった北京五輪だが、人々の心を動かしたことは間違いない。