今後への影響はいかに――。北京五輪のフィギュアスケート男子シングルショートプログラム(SP)を8日に控える中、新型コロナウイルスの波が押し寄せている。

 米国フィギュアスケート協会は7日、北京五輪男子代表のビンセント・ジョウ(22=米国)が新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したと発表。米メディア「USA TODAY」は「米国の著名なフィギュアスケート選手が、最悪のタイミングで陽性になった。火曜日にSPに出場する予定ですが、彼が競技に参加できるかどうかは不明だ」と速報で報じた。

 ジョウは6日に行われた団体戦の男子フリーに出場。171・44点をマークし、米国の銀メダルに大きく貢献していた。練習や試合で他選手と接触していた可能性もあるが、中国メディア「新浪体育」は「ジョウと(中国の北京五輪男子代表の)金博洋は一緒に練習する場面もあったが、直接の接触はありませんでした」と強調。濃厚接触の可能性を否定した。

 世界王者ネーサン・チェン(米国)の連勝が止まったグランプリ(GP)シリーズ第1戦のスケートアメリカでは、ジョウが優勝。一昨年の世界選手権でも3位に入っており、五輪3連覇が期待される羽生結弦(ANA)のライバルの1人としても知られている。

 今後ジョウは追加の検査を実施。陰性が確認できれば、男子SPへの出場は可能とはいえ、厳しい状況に置かれてしまった。